
ビル設備・施設管理事業を展開するB社では、業務の多くが紙帳票やExcelベースで運用されており、デジタル化の遅れが全社的な課題となっていました。経営層としてはIT/AIの活用による業務効率化を推進したいという強い意向がある一方、社内にはデジタル推進の専任組織がなく、何から手をつけるべきかが不明確な状態でした。そこで当社は、IT/AI推進室の立ち上げから全社業務の棚卸し、改善施策の立案・実行まで、伴走型で支援を行いました。
取り組み内容
IT/AI推進室の組織設計・運営支援
デジタル推進の中核となるIT/AI推進室の組織体制を設計し、運営の仕組みづくりを支援。週次の定例ミーティングを起点に、継続的な改善サイクルを構築しました。
全社業務棚卸・改善領域の特定
経営層・現場双方へのヒアリングを実施し、設備点検・見積作成・転記作業など計8業務を改善対象として特定。優先順位を策定し、段階的な改善ロードマップを作成しました。
改善施策の立案・実行支援
Excel業務の自動化、紙帳票の電子化、既存システムの活用促進など計12件の改善施策を具体化し、現場への導入を支援しました。
取り組みの効果
対象業務の工数を平均25%削減し、現場の業務負荷を大幅に軽減。また、社内に「業務改善推進チーム」を組成し、現場担当者3名を推進リーダーとして育成することで、外部支援に頼らず自走可能な改善サイクルの土台を構築しました。次年度の全社展開に向けた計画策定まで完了しています。
成果のまとめ
本プロジェクトでは、「推進組織の立ち上げ」「業務改善の実行」「自走体制の構築」の3段階を一貫して支援。単発のツール導入ではなく、組織にDX推進の文化を根づかせることを重視し、継続的に改善を回せる仕組みを実現した事例です。